ストレス対処力・トラウマ対処力の育成((災害後の)ストレスマネジメントを学ぼう)
Bタイプ 全般的問題へのプログラム群 ストレス系
教育の目標(最終目標とその構成目標)
・大変なことがあったあと思い出して眠れない、思い出して勉強に集中できない時のストレス対処法を学ぼう!
・眠りへの対処、緊張した時の対処(メンタルトレーニング)、トラウマ再体験反応への対処、イメージトレーニング、認知のトライアングル(出来事ー思考(心のつぶやき))[感情-行動の5つのコンポーネントをいれている]
実施学年
中学1年~中学3年、高校生にも使用できる。
実施時間数
各学年 1時間(時間が確保されれば,5時間まで拡張可能)
実施の対象時間
保健,総合的な学習の時間,特活など,学校の裁量で実施できる。
教育方法の特徴
・このプログラムは,災害トラウマを体験した児童生徒への教育プログラム群に属する1つである。
・災害後にストレス障害になるリスク因は、自責感と強い回避である。再体験反応への適切な対処ができれば、回避せずに対処する方法を学べるため、ストレス障害のリスクを減じる可能性がある。
・平時にも実施できるが、災害トラウマにより再体験反応を抱えている児童生徒には実感をもって学ぶことができる。
効果評価方法
教育目標の達成を,ストレス及びトラウマティックストレス尺度(質問紙法)による。
情報の参照場所
教育の理論と方法 書籍 「ストレスマネジメント理論による心とからだの健康観察と教育相談ツール集」(あいり出版)・
「ストレスマネジメント理論によるこころのサポート授業ツール集」(あいり出版)
「図解でわかる14歳からのストレスと心のケア」(太田出版)
教育方法 動画 社会応援ネットワーク よみもの・動画 – こころの健康サポート部kokoro-support.info)
このプログラムに関連した資料
その他,ご紹介したいこと
このプログラムは,災害時の他,いじめ,暴力,不登校にも適用できます。
問い合わせ先
情報提供: 冨永良喜(兵庫教育大学名誉教授)